阿波市市場町切幡の交流防災拠点施設アエルワが昨年11月に立ち上げた市民劇団「劇団アエルワ」の初公演が21日、同所で開かれた「アエルワ芸能祭」であった。
市内外から公募で選ばれた団員13人が出演した。演目は「お遍路さんが、歩く道」で、遍路道沿いのたらいうどん店で歌手を夢見る小学生の娘が旅人との出会いをきっかけに、夢に向けて踏み出す物語。団員はそれぞれの役を堂々と演じ、稽古の成果を披露した。
観劇に訪れた近くの松永賀代子さん(61)は「短期間で練習は大変だったと思うが、地元を題材にしていて面白かった」と話した。
市民劇団は、住民に舞台で演じる楽しさを体験してもらおうと結成された。芸能祭には、同所のダンス教室や市場中学校音楽部など全7組が出演した。