子ども食堂に米を提供した西田さん(右)と浜田さん=小松島市坂野町種井のJA東とくしま坂野支所

 小松島市で無農薬無化学肥料米などを生産している男性2人が、NPO法人フードバンクとくしま(徳島市)を通して、県内の子ども食堂に米を贈る取り組みを始めた。「安全でおいしい米を子どもに届けたい」とするフードバンクの要望に応じた。

 2人は、JA東とくしま坂野支所参与の西田聖さん(62)=小松島市坂野町太郎丸=と阿波農産社長の浜田孝俊さん(66)=同市櫛渕町油免。第1弾として、西田さんは昨年収穫し、冷蔵保存していた無農薬無化学肥料米60キロを、浜田さんは収穫したばかりの減農薬米60キロを提供した。

 フードバンクとくしまの佐伯雅子事務局長(65)と環境保全活動を通じて知り合ったのがきっかけ。フードバンクが子ども食堂を支援していることを知り協力を申し出た。

 西田さんは、JA東とくしま内の無農薬無化学肥料米生産グループで栽培方法を指導しており、約120人のメンバーにも協力を呼び掛ける。浜田さんは産直市などで販売して売れ残った米も提供する予定。

 フードバンクは子ども食堂の運営者に限定して米を供給する。来年は西田さんらに協力してもらい、水田での生物観察会や農産物の栄養価などを学ぶ勉強会も計画する。佐伯事務局長は「支援の輪が広がった。子ども食堂の活性化に期待したい」と話している。

 問い合わせはフードバンク事務局<電088(679)1919>。