営業最終日、常連客らでにぎわう「あっぷる」=徳島市籠屋町1

 知的障害者と精神障害者が働く「街の中の喫茶店あっぷる」が13日、徳島市の籠屋町商店街で16年間営業してきた店を閉じた。運営する社会福祉法人ハートランドは同市南庄町5に店舗を新築移転し、10月中旬に再オープンさせる。

 あっぷるは2003年10月に開店。障害者ら約20人が日替わりランチや弁当、スイーツなどの調理、販売に取り組んできた。接客も担い、障害のある人とない人が共に過ごす憩いの場として定着していた。店舗は老朽化しており、安全面に配慮して移転を決めた。

 営業最終日は、商店街の住民ら約100人が訪れ、日替わりランチと弁当は短時間で完売した。スタッフの山下千里さん(27)=上板町椎本=は「商店街の皆さんの支えと励ましで、16年間続けられた。新しい店舗に移っても、障害者が輝ける場所を提供していきたい」と話した。

 ハートランドが運営するロールケーキ製造・販売店「AppleSweets工房」(東船場町1)も閉店し、新店舗で再オープンする。