清水小学校・幼稚園の閉校記念誌

清水小学校・幼稚園の閉校記念誌

 今月末で閉校する美馬市脇町の清水小学校・同幼稚園の閉校記念誌(B5版、56ページ)が完成した。卒業生や教職員らが同校での楽しかった思い出などをつづっており、19日に行う閉校式で生徒や住民らに配る。

 1990年に創立百周年記念誌を発行しており、以降の26年間に焦点を当てた。学校の沿革や教育目標、90年度以降の卒業生、教職員の集合写真を掲載。豆まきや遠足、運動会など学校行事を4ページにわたって12枚のカラー写真で紹介している。

 歴代校長、以前勤務した教職員、卒業生らの寄稿文も掲載。「人数が少ないからこそ先生との距離が近く、学校と言うより家のような感覚だった」などと、在校時の様子がつづられている。最後の卒業生2人を含む在校生6人も遠足や校内宿泊訓練、地域住民との餅つき大会などの模様を寄せた。

 記念誌は同校や住民らでつくる実行委が200冊発行した。

 清水小は1890年清水尋常小学校として創立し、2015年度末までに卒業生1149人を送り出した。

 閉校に伴い、児童は約6・5キロ離れた江原北小、園児は江原北幼稚園に通う。