アプサラがトロピアンアリア小・中学校に整備した給水塔(中央奥)=カンボジア(アプサラ提供)

 カンボジアの教育支援に取り組む徳島市のNPO法人「アプサラ」が、カンボジア中部地域の小・中学校に給水設備を整備し、文具や運動用具なども贈った。支援活動は今回で11回目。

 支援したのはコンポントム州チェイ地区にあるトロピアンアリア小・中学校(児童生徒約500人)。アプサラの活動を知った学校側からの要望を受けて8月中旬、給水塔や花壇、国旗掲揚台を設けた。鉛筆や消しゴム、折り紙などの文具や体操服、サッカーボールなども贈った。

 経費は約30万円。会員約600人の会費や県内外からの寄付金を充てた。

 カンボジアは内戦が終わった1990年代以降、貧富の差が広がり、教育環境の整備も遅れている。娘婿がカンボジア出身だった縁で実情を知った鈴木仁理事長(68)=徳島市中昭和町2=が2002年、文房具などを贈るための団体として、アプサラを設立。これまでに学校図書館3カ所と幼稚園舎を整備し、書籍5千冊以上を寄贈している。

 鈴木理事長は「子どもが安心して学校生活を送れるようになってほしい。多くの善意に感謝しながら、地道に活動を続けたい」と話している。