19日投開票のつるぎ町議補選では、18、19歳の有権者も貴重な一票を投じた。生まれ育った地域の未来を委ねる一票について真剣に考え、有権者の権利を行使した若い世代からは「政治が身近に感じられた」などの声が聞かれた。
つるぎ高校3年の上坂彩華さん(18)=同町半田=は家族と一緒に、近所の投票所に足を運んだ。「投票する権利を得たので、機会がくれば投票したいと思っていた。政治が少しだけ身近に感じられた。当選した人がどのような活動をするのか、注目したい」と話した。
昨年7月の参院選に続き、2度目の投票となった同校3年の井口幸栄さん(18)=同町貞光=は「参院選に比べて投票者が少ない分、一票の重みを感じた」。町議補選に名乗り出た2人の候補者の主張など、判断材料が少なかったとも感じており、「国政選挙だけではなく、地方選挙でも候補者の情報が簡単に集められるようにしてほしい」と求めた。
「自分が投票することで、若い人の投票率を上げたい」と話すのは四国大1年の山内唯華さん(19)=同町半田。大学卒業後は地元での就職を考えており「若い人が働けるよう、就職先を増やしてほしい」と要望した。