飯泉知事(左)と握手する古川さん=阿南市宝田町の琴江荘

えびす人形と握手する高齢者=板野町犬伏の町文化の館

 「敬老の日」の16日、鳴門、阿南両市と板野町で長寿を祝う行事があった。多くの高齢者が記念品を受け取ったり、芸能ステージを見たりして、楽しいひとときを過ごした。

 県内最長寿の108歳 古川さんを知事訪問 阿南市

 県内最高齢の108歳古川好幸さん=領家町火屋ケ原=が入所する特別養護老人ホーム琴江荘(宝田町)を飯泉嘉門知事が訪れ、祝い状を贈った。

 古川さんは1911(明治44)年3月27日生まれ。小学校卒業後に名古屋市の紡績工場に出稼ぎし、結婚を機に帰郷。稲作やノリの養殖をしながら子ども2人を育てた。日本舞踊や民謡が得意で、おはこの演歌「さざんかの宿」をしばしば披露しているという。

 知事が「本当におめでとうございます」などとあいさつすると、古川さんは「ありがとうございます」と笑顔を見せ、記念撮影ではカメラに手を振って喜びを表現した。

 16日時点の県内の100歳以上は533人(男57人、女476人)。

 健康願いえびす人形と握手 板野町

 町文化の館(犬伏)で敬老会があり、高齢者ら約350人が出席した。

 玉井孝治町長が「いつまでも壮健で心豊かな人生を過ごされるようお祈りする」とあいさつし、100歳の誕生日を迎えた人や金婚の夫婦らに記念品を渡した。

 町内の小中学生が祖父母への思いなどを記した作文を発表。阿波木偶箱まわし保存会(徳島市)は門付け芸の「三番叟まわし」や「えびす舞」を披露した。参加者はえびす人形と握手し、無病息災を願った。

 竹内八重子さん(79)=吹田=は「お祝いしてもらってありがたい。再来年がダイヤモンド婚なので、次は夫と来たい」と喜んでいた。

 ダイヤ婚・金婚夫婦に祝い状 鳴門市

 市主催の「敬老の日のつどい」が市文化会館であり、約600人が表彰式や芸能大会に参加した。

 結婚60年のダイヤモンド婚9組、50年の金婚30組を表彰。ダイヤモンド婚の安冨政雄さん(84)恭子さん(79)夫妻=大麻町川崎=が代表して泉理彦市長から祝い状を受け取り「これからも夫婦仲良く元気で鳴門のために頑張ります」とあいさつした。

 小中学生による敬老作文の朗読のほか、大正琴や舞踊などのステージもあった。