美波町木岐地区の木岐椿公園で19日、「木岐椿まつり」(木岐椿公園愛護会主催)が開かれ、町内外から訪れた大勢の家族連れらが見頃を迎えたツバキを楽しんだ。
満石神社周辺の山肌に400品種約1200本が植えられ、赤やピンク、白など大輪の花々が艶を競うように咲き誇っている。苗木やつばき油が販売されたほか、地元集会所内では高さ1・3メートルのひな壇にツバキを並べた「ひな飾り風」の展示もあり、来場者の目を引いていた。
満石神社は「イボ取りの神様」としても知られ、鳥居の前にある井戸から湧き出る水を持ち帰る人の姿もあった。
家族3人で藍住町から訪れた石田凛さん(12)は「紅白のまだら模様のツバキが好き。いろんな花を撮影したい」と話した。
木岐椿公園は地元住民らでつくる愛護会が16年間かけて植樹し、昨年3月オープン。入園無料で、4月上旬までが見頃という。