まるいラボが新たに開発し、販売を始めたお風呂用抱っこひも「ちょい楽ばんどメッシュ」

 寝たきりの重度障害者の移動や介護を円滑にする抱っこひもを製造販売する「まるいラボ」(徳島市)が、新たにお風呂用「ちょい楽ばんどメッシュ」を開発し、販売を始めた。着けたまま水の中に入ることができ、介護者の負担を軽減するだけでなく、障害者の活動の幅を広げることにも役立ててもらう。

 寝た状態の体の下に、抱っこひもとつながったメッシュ生地の布を敷き、抱き上げる仕組み。介助者の腰への負担が軽減される。

 障害者の体を包む布(長さ1メートル、幅70センチ)に採用したメッシュ生地は、入浴用の椅子などに使われる丈夫な素材で、抱っこひものベルト部分には抗菌、防かび加工を施した。受注生産で、価格は税別1万8千円。インターネットなどを通して販売している。

 まるいラボは、県肢体不自由児者父母の会連合会長の圓井美貴子代表が昨年3月に起業。母と共に考案した「ちょい楽ばんど」(税別9千円)を発売したところ、重度障害者を介護する人らの注文が相次ぎ、これまでに250着以上を販売した。入浴時にも使えるものがほしいとの声が多くあったことから、新たに商品化することにした。

 日常の入浴介助のみならず、プールでのリハビリやレジャー、旅先での入浴などにも使えるという。

 圓井代表は「活用することで障害のある人たちの活動の幅が広がるということも伝えていきたい」と話している。