自転車輸送サービスが始まる海部観光の高速バス=阿南市内

 海部観光(徳島県美波町)は10月1日から、神戸・大阪線の高速バスで県内初の自転車輸送サービスを始める。これまでは解体したり、折り畳んだりして運搬用の袋に収納する必要があった。サイクリストの手間を省いて利便性を高め、近畿からの取り込みを図る。

 サービスの対象となるのは、工具を使わずにワンタッチで前輪を着脱できるスポーツタイプの自転車。前輪を取り外して専用のスタンドに固定し、トランクに収納する。運転手が積み下ろしを手助けする。

 1便につき2台まで受け付け、上下各4便で試験的に実施。利用者は通常のバス運賃に1500円を上乗せし、予約時に申し込む。需要が見込めれば利用できる便数を増やし、京都線にも広げる。

 県内を発着する他社の高速バスは、専用の袋に入れて自転車を運んでいる。ただし共同運行会社によっては載せられない便もある。

 海部観光の打山昇会長は「近畿の愛好家に県内を周遊してもらえる。交流人口の増加に期待したい」と話している。