全国大会で活躍する高校運動部を育てる徳島県教委のトップスポーツ校育成事業で、対象となる20校36部の2017年度の指定区分が22日、決まった。過去3年の成績を基に、3校3部が全国大会上位入賞を目指す強化推進校Sに格上げされ、2校2部は競技普及校Aに格下げされた。
17年度からの新たな指定区分は《別表》の通り。AからSに格上げされるのは城南の女子バレーボール、徳島科学技術の男子ソフトボール、池田の男子レスリング。SからAに格下げされるのは阿波の男子柔道とつるぎの男子ソフトテニス。
S指定を受けるには全国高校総合体育大会(インターハイ)などで3年間にベスト8以上の成績を団体戦では1回以上、個人戦は2回以上収める必要がある。指定見直しでSは1部増えて9校12部、Aは1校1部減って12校19部になる。
Aは16年度まで、強化費が支給されるA1と支給されないA2に分かれていたが、17年度から一本化され、成績によって強化費を配分する方式に改める。17年度の強化費は計1240万円で、Sにより多く配分される。
地域と連携して地域活性化や競技普及を図る地域活性化校Bの4校5部は16年度から変わらない。