四国電力の長井社長=高松市の同社本店 (写真は2019年6月撮影)

 四国電力の長井啓介社長は25日、高松市の本店で開いた定例会見で、台風15号により千葉県で電柱や電線が損傷し、広域で停電が長引いたことを受け、「台風が多く来る四国では、過去のさまざまな経験を基に対策をしていて、長期の大規模停電が起きる可能性は低い」と述べた。

 四電管内でも東京電力と同様の電柱を採用しているが、倒れにくくするために、根元を地中の深くまで埋めたり設置間隔を狭めたりしている。

 また、管内の全91市町村と災害時の相互協定を結んでおり、スムーズな連携が可能で、強風による電柱の倒壊で停電した場合もおおむね2~3日間、長くても5日間で復旧できるという。

 一方、雪による停電の場合は1週間で復旧が可能とした。徳島県内では2014年12月に、つるぎ町で大雪のため自宅が孤立し停電した独居の高齢者1人が亡くなっている。

 長井社長は、千葉県で送配電線網の復旧に当たるため、9日から23日までの15日間に作業員延べ約370人と高圧発電機車12台、高所作業車39台を派遣したことも説明。「東京電力の検証を注視し参考になる知見は適切に取り込む」とした。