徳島県警は2017年度、65歳以上のドライバーの車にドライブレコーダーを無償で取り付け、動画を大学の研究者らに分析してもらう取り組みを始める。高齢者の運転の特徴を把握し、高齢者講習での指導に役立てるなどして、事故防止につなげるのが狙い。

 日本自動車販売協会連合会県支部の協力を得て、加盟する自動車販売店で新車を購入する高齢者に調査について説明。同意が得られれば、無償で設置する。

 ドライブレコーダーに記録された動画を定期的に県警へ提出してもらうほか、急ハンドルや対向車線へのはみ出しといった、いわゆる「ヒヤリ・ハット」の事例があった場合も提供してもらう。

 動画は、徳島文理大保健福祉学部理学療法学科の平島賢一講師(地域リハビリテーション)と伊月病院(徳島市)に見てもらう。平島講師が高齢者に特徴的な運転の傾向などを分析し、伊月病院で各ドライバーの身体能力や認知能力などを調べる。

 県警は、映像を提供した高齢ドライバーに調査結果を伝えて安全運転に向けたアドバイスを行う。高齢者対象の安全運転講習での指導にも役立てる。

 県警交通企画課は「高齢者の運転特性や身体機能を詳しく調べることで、よりきめ細やかな指導ができる」としている。