徳島市応神町古川で出店準備が進められていたディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ徳島店」が26日、プレオープンし、招待された近隣住民らでにぎわった。27日にグランドオープンする。

 26日プレオープンしたMEGAドン・キホーテ徳島店=徳島市応神町古川
 格安の化粧品も充実
 ブランド品のコーナーは他店より広め

 食品や日用品のほか、ブランド品や家電製品、衣料品、おもちゃ、バラエティーグッズなど、扱う商品は約8万点に上る。

 徳島店に設けられたフードコートの店舗

 店舗入り口には約170席のフードコートを設けた。焼き芋とタピオカの専門店「tapi―mo(タピモ)」や串揚げ、丼物の「頂」、ピザなどの軽食店「チョウマソ」の直営3店が出店している。

 友人8人で来ていた岡田将希さん(20)=四国大2年=は「パワフルですごい。大学からも近く夜遅くまで営業しているのでまた来たい。フードコートがいい」と話していた。

 徳島店は鉄骨5階建て。1階が店舗で売り場面積は4212平方メートル。2階以上は駐車場で、平面と合わせて430台分がある。営業時間は午前9時から翌日午前2時まで。全国346店舗目。30日までは本体価格から8%値引きする増税前のセールを実施。食料品や酒を除く商品全体の7割程度が対象になる。また、オープン特価の商品も多くそろえている。

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 鋤谷店長

 27日のグランドオープンを前に、鋤谷晃一店長にMEGAドン・キホーテ徳島店の特徴などを紹介してもらった。

 ―ドン・キホーテは県内初出店。徳島店の特徴は

 独自のアミューズメント性に飛んだ店作りに、今回はフードコートという新たな挑戦をプラスしました。皆さんに楽しんでもらえるような店を目指していきたいです。

 食料品では、県産品や県内メーカーの製品など他の店舗では使っていない商品を置いています。全体のコンセプトでは、横に四国大学があるので若年層、ヤングユーザーにも使ってもらえるよう化粧品を充実、特にブランドコーナーには力を入れていて、他店舗より面積を広く取っています。

 ―「ドン・キホーテ」と「MEGAドン・キホーテ」の違いは

 大きな違いは店舗面積で1000坪以上が「MEGA」です。徳島店は「MEGA」ということで、通路幅も広く、ファミリーにもゆったりと楽しんでもらえるようになってます。

 ―全国346店舗目で四国で3番目だが、全国展開の一環か。また今後は県内でも多店舗展開をするのか

 徳島の出店で残すは高知のみとなります。徳島については10年以上物件を探していました。県内1店舗だけとは考えておらず、縁があれば徳島市内に2軒目、県内に3軒目と出店する予定はあります。

 ―徳島店が「MEGA」になった理由は

 1店舗目で「ドン・キホーテ」だと手狭な感じがするので、当然「MEGA」を想定して探していました。その結果、縁があって出店できました。

 ―27日グランドオープンだが、渋滞対策は

 懸念されるのが店舗前の県道の渋滞です。県警と協議し、ガードマンの配置や近隣住民への事前説明などを行っています。できる限りご迷惑をかけないよう、従業員含め総出で警備に当たります。

 ―県民にメッセージを

 県民の皆様に愛される店舗づくりを目指します。毎日来ていただけるように、非常に安価な食料品からクリスマスなどのプレゼント需要の高価格帯のブランド品まで品ぞろえも含めて、楽しい店を目指していきます。ぜひよろしくお願いいたします。