学校主催の防災イベントでロープワークを学ぶ児童(左側)=8月、阿南市の津乃峰小学校体育館

 阿南市の津乃峰小学校が、内閣府の防災功労者内閣総理大臣表彰を受けた。防災教育を進めて地域の防災力向上に貢献しているとして「防災体制の整備」部門で選ばれた。県内の団体の受賞は、2015年に海陽町消防団が選ばれて以来2件目。

 津乃峰小は海に近く、南海トラフ巨大地震に備えた防災訓練を継続して行っている。14年から児童らに事前告知しない避難訓練を年15回程度行い、臨機応変に対応できる力を養成。車中泊を盛り込んだ避難訓練などにも取り組んでいる。

 近年は、地元の自主防災組織や企業との連携にも力を注いできた。避難場所を巡るウオークラリーや防災イベントなどを共に企画し、地域住民を巻き込みながら防災意識を高める取り組みを進めている。

 津乃峰小の多喜川広伸校長は「今後も自分の命は自分で守る学校づくりに励み、地域の人たちと防災の輪を広げていきたい」と話した。

 内閣府は毎年、災害時の人命救助や被害拡大防止、防災体制整備などで貢献した個人・団体を表彰しており、19年は全国から89の個人・団体を選んだ。

 県内ではこれまでに五軒家憲治元海陽町長と徳島大の村上仁士名誉教授も受賞している。