歴代優勝者と記録

 とくしまマラソン2018(徳島陸協、徳島県、徳島市、徳島新聞社など主催)は25日に行われ、午前9時に1万4200人が徳島市のかちどき橋南詰めをスタートする。今回が11回目で、男子は招待のケニア3選手を軸に大会記録の大幅更新に期待がかかる。女子は招待選手に陸協登録選手が絡む展開になりそうだ。

 男子はマラソン世界歴代4位の2時間3分13秒のタイムを持つウィルソン・キプサング・キプロティチ(ケニア)が大本命。昨年の東京マラソンで日本国内最高タイムの2時間3分58秒で優勝するなど、速さと勝負強さで他を圧倒する。

 レース当日の予想最高気温は17度。暑さがタイムに影響しそうだが、14年に川口優輝(埼玉)が出した2時間15分25秒の大会記録の更新と、初めての外国人チャンピオン誕生もあり得る。

 続くのが、2時間7分16秒が自己ベストのアイザック・マチャリア・ワンジョイ(ケニア)。2年連続出場となる今回は前回4位のレース経験を生かして、勝機を見いだせるか。チャールズ・ンデリトゥ・ワンジョイ(ケニア)はハーフマラソンで1時間2分34秒のタイムを持つ。

 徳島県勢では、14年から4年連続で2位内に入っている和田壮平(徳島市陸協)、前回3位で初優勝を狙う松本匠(徳島市体育振興公社)、6位の片山弘之(徳島市体育振興公社)、国内招待選手の石川佳彦(日亜化学)らが上位をうかがう。

 女子は3時間を切るタイムが優勝の目安となる。突出した選手は見当たらず、国内招待選手で昨年の愛媛マラソン優勝の折野加奈(三井住友海上)が中心となりそう。2年ぶりの頂点を目指す仁木千賀(徳島市陸協)は11年大会から連続出場しているベテランで、安定感がある。

 元大塚製薬陸上部で、昨年の東京マラソンで2時間33分46秒を出した田端沙紀(鳴門市)と、森祥子(鳴門市)は一線を退いているものの、いずれも力はある。昨年の福知山マラソン2位の鈴木純子(兵庫)、前回6位の武田有加(大阪)らも上位に食い込んできそうだ。

 エントリー数は男子が1万2018人、女子は3182人。うち陸協登録選手は男子818人、女子135人となっている。

 

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