増税を前にビールなどをまとめて購入する客=徳島市のリカオー末広店

 10月1日の消費税増税前の最後の日曜日となった29日、徳島県内の量販店などは大勢の買い物客でにぎわった。酒類の売り上げが普段の2倍になるなど駆け込み需要が好調な一方、家電や日用品の業界からは10月以降の反動減を懸念する声も聞かれ、影響を和らげようと対策に力を入れている。

 大手家電量販のエディオンタクト店(徳島市南島田町)では、スタッフが商品説明などに追われた。9月はテレビや冷蔵庫、エアコンの売り上げが前年比で2倍を超える好調ぶり。4Kテレビを購入した徳島市国府町の主婦菅原美江さん(43)は「8%の今しかないと思った」と話した。

 酒類・食料品販売のリカオー末広店(徳島市末広1)は、増税前の特売を27日から実施。29日は開店直後から客が次々と訪れ、手押しのカートに箱入りのビールや発泡酒などを積み込んだ。近藤誠店長によると、特売のない週末に比べて売り上げは2倍以上。30日は閉店時間を10月1日午前0時まで延長して対応する。

 ビール5箱とワイン4本を買った徳島市南昭和町6の自営業秋月広行さん(45)は「増税前に妻の分も合わせて購入した」。

 ドラッグストアのチャーリー沖浜店(徳島市沖浜)では、洗剤やティッシュなどの日用品が売れている。キッチン用品や化粧品をまとめ買いした徳島市上八万町西山の主婦藤原さよこさん(68)は「少しでも安く買えて良かった」と語った。

 駆け込み需要の反動について、エディオンタクト店は「11月までは影響が出そう」とみており、顧客にダイレクトメールを郵送して来店を促す。チャーリー沖浜店は30日まで、購入額5千円以上の客に12月末まで使えるクーポン券を配る。