8月14日未明に徳島市内の県道を走っていたタクシーで発生した強盗事件で、県警捜査1課と徳島中央署は30日、強盗の疑いで、同市北沖洲3、会社員の男(29)を逮捕した。県警は「捜査に支障を来す可能性がある」として、認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は、8月14日午前2時ごろ、徳島市の男性運転手(59)のタクシーが同市安宅1付近の県道を西方向に走行中、後部座席から運転手の顔や首を複数回殴る暴行を加え、1760円の乗車料金を支払わずに逃げたとしている。

 署によると、運転手が暴行を受けた直後にタクシーは県道沿いの看板に衝突して停車。運転手が携帯電話で110番している間に、男は東方向に逃走した。県警は防犯カメラの映像や現場の遺留物などから男を特定し、30日午前、徳島市内の職場近くにいたところ、署に任意同行を求めた。

 男は犯行当日、同市両国橋からタクシーに乗り、北沖洲3の路上で運賃を支払わずに降りようとした。運転手が「警察へ行く」と告げてタクシーを発進させた後に口論となり、犯行に及んだとみられる。県警は男の逃走経路や動機などを調べている。