日向坂46の3作目シングル「こんなに好きになっちゃっていいの?」が本日10月2日に発売されました。デビューから3作連続でセンターを務めるのは大阪府出身の小坂菜緒さん。若干17歳でファッション雑誌「Seventeen」の専属モデルを務め、主演映画とドラマの公開・放送を控えるなど勢いに乗っています。「令和のアイドルモンスター」小坂さんのすごさを、乃木坂46、欅坂46を含む坂道シリーズ全体の中でのランキングを通して改めて振り返ってみましょう。

【単独センター連続3作は歴代3位】

 坂道シリーズでシングル表題曲の単独センターを連続で務めた回数が最も多いのは欅坂46の平手友梨奈さんでデビュー作から連続9回(今冬リリースの最新作で達成予定)。次いで乃木坂46・生駒里奈さんのデビュー作から連続5回となっっています。小坂さんの3回は既に単独3位で、「デビュー作から」という条件では平手さん、生駒さんを上回れる可能性を持つ唯一のメンバーです。

 通算での単独センターは平手さんがトップで、生駒さんが6回で2位、次いで乃木坂46・西野七瀬さんの4回。小坂さんは乃木坂46・齋藤飛鳥さんと並ぶ4位タイです。Wセンターを含めると、連続回数は小坂さんは変わらず3位ですが、通算では平手さん1位、2位が西野さんで7回、3位が生駒さんの6回。小坂さんは齊藤さんの4回に次いで、乃木坂46・白石麻衣さんと並ぶ5位タイです。

 日向坂46の前身のけやき坂46はシングルがありませんが、欅坂46のシングルカップリング1曲を表題曲と考えた場合、長濱ねるさんもWセンターを含めて3作連続でセンターを務めました。この場合は小坂さんも「君に話しておきたいこと」から4作連続単独センターとなり、連続回数で生駒さんと1回差に肉薄、単独通算とWセンターを含む通算でそれぞれ3位タイと4位タイになります。

 小坂さんより上位はいずれも坂道シリーズの顔と言えるエース級ばかりで、それだけでも小坂さんが日向坂46の顔としていかに期待されているかがうかがえます。センターにふさわしい華やかな美ぼうに加え、「こんなに好きになっちゃっていいの。」の終盤で見せるキレの良いソロダンスが大きな話題になったようにパフォーマンスでも成長著しい小坂さんが、さらなる長期政権を敷く可能性は十分あるでしょう。

 一方で、センター1人のファンより、センター以外のファンの方が圧倒的に多いのがグループアイドルの宿命。センター固定は他のメンバーのファンから反発が出やすいため、誰もが認めるセンターになるには並々ならぬ努力と想像を絶するプレッシャーに打ち勝つ精神力が必要です。小坂さんの「すごさ」からは話がそれますが、ファンの不満に配慮したと思われる次のようなデータもあります。

【初センターから3作(4作)連続ソロ曲なしは歴代3位タイ(3位)】

 坂道シリーズでは、単独センター経験者にソロ曲が与えられるのが通例となっています。平手さんのように初センターを務めたシングルにソロ曲が同時収録さているケースや(卒業を記念して最初で最後のセンターを任されたメンバーの卒業記念ソロ曲もこのパターンが多いですね)、初センターから数作以内のシングルまたはアルバムで与えられるケースが大半です。

 センター未経験でも、元欅坂46・今泉佑唯さんのようにソロが3曲もあったり、卒業を記念して贈られた元乃木坂46・衛藤美彩さん、桜井玲香さんのようなケースもあります。Wセンターだけしか経験していないメンバーにソロ曲が与えられたケースはなく、先にソロ曲を与えられてからセンターになったケースは、けやき坂46時代の加藤史帆さんしかありません。

 小坂さんは現時点で3作連続でソロ曲がありませんが、これはセンターを初めて務めたシングルから3作目のシングル・アルバムでソロ曲を与えられた西野さん、齊藤さんと既に並んでおり、次のシングルでもソロ曲がなければ2人を上回ることになります。けやき坂46時代を含めれば既に4作連続でソロ曲がありませんので、既に西野さんと齊藤さんを上回っていることになります。

 ソロ曲獲得までの期間が小坂さんを上回って2番目に長いのは白石さんの9作。多くの全体曲やユニット曲でセンターを務め、テレビ番組でもソロ歌唱を披露するなど歌唱力の評価も高い白石さんですが「1人よりみんなで歌いたい」と常々語っており、そうした意向が反映されたのかもしれません。ファン待望のソロ曲「オフショアガール」はライブで盛り上がる鉄板曲になりました。

 この白石さんを上回ってソロ曲がない期間が最長なのは乃木坂46・堀未央奈さんの17作で、現在も記録を更新中です。単独センター経験者でソロ曲がないのは、9月に発売された乃木坂46の最新シングルで初センターに抜てきされた遠藤さくらさんと小坂さん、そして堀さんの3人だけです。2作目写真集の発売が発表された堀さんですが、ソロ曲が聴ける日は来るのでしょうか。

 日向坂46のカップリング曲は、さまざまなメンバーの魅力をPRするためユニットに力を入れているのが分かります。小坂さんは既に全体曲で多くのセンターを務めていますので、バランスをとったと考えられます。この小坂さんを押さえて日向坂46初のソロ曲を与えられた3期生上村ひなのさんが、加藤さん以来史上2人目となるソロ曲からの逆転センターを実現できるかも注目です。

【ファッション誌専属モデル起用は歴代最年少】

 小坂さんが「Seventeen」専属モデルとして誌面に初登場(発売月で起算)したのは15歳10カ月の時で、白石さん以降、多くのモデルを輩出してきた坂道シリーズでも史上最年少です。けやき坂46のメンバーとしてお披露目されてから、わずか11カ月での専属モデル起用も史上最速となっています。2位は同じく「Seventeen」モデルに16歳1カ月で起用された乃木坂46・久保史緒里さん、3位は「CUTiE」史上初の専属モデルに16歳7カ月で起用された齊藤さんです。

 小坂さんの最大の魅力は何と言ってもそのルックス。けやき坂46の2期生に選ばれた時はまだ14歳11カ月でしたが、誰もがその完成された美ぼうに驚かされましたので、最年少専属モデルは当然と言えるのかもしれません。モデルのお仕事を通じてファッションセンスや表現力を磨くことが、グループでアイドル活動をする上でもさらなる武器になることは間違いありません。

【映画初主演も歴代最年少】

 小坂さんは11月公開の「恐怖人形」で映画初主演を務めています。公開時点の年齢は17歳2カ月で坂道シリーズ史上最年少となります。2位はわずか1カ月差で、徳島市出身の柳本光晴さんのマンガ大賞受賞作を映画化した「響-HIBIKI-」に主演した平手さんの17歳3カ月。3位は「超能力学園の3人」で秋元真夏さん、橋本奈々未さん共にトリプル主演を務めた生田絵梨花さんの17歳11カ月です。

 けやき坂46加入当初から、バラエティ番組の妄想企画などで見せるちょっとした小芝居でも光る演技センスを見せていた小坂さん。舞台「ザンビ」などを経て初めて挑む主演映画で、どのような成長した姿を見せてくれるのでしょうか。来年1月には日向坂46の主演ドラマの放送が始まる予定で、小坂さんと渡邉美穂さんが主役級の役柄を演じることが特報映像から明らかになっており、こちらも大きな話題になることは間違いありません。(R)