ツマジロクサヨトウの成虫の雌(農水省植物防疫所提供)

ツマジロクサヨトウの幼虫(農水省植物防疫所提供)

 徳島県は2日、トウモロコシやイネなどに寄生し、被害を及ぼす外来種のガ「ツマジロクサヨトウ」を、石井町の県農林水産総合技術支援センター内のほ場で確認したと発表した。7月に国内で初確認されており、県内では初めて。県は注意を呼び掛けている。

 県病害虫防除所によると、先月26日、センター内のナスやソルガムのほ場近くに設置する害虫誘引機で成虫1匹を発見し、神戸植物防疫所(神戸市)に判別を依頼していた。ほ場の周辺で被害や幼虫の寄生がないかを調べたが、いずれも確認されていない。

 ツマジロクサヨトウは主に南北アメリカが原産で、幼虫がイネ科やアブラナ科など80種類以上の作物の葉や茎、果実を食べる。成虫は羽を広げた大きさが3・7センチ、幼虫は体長4センチ。国内では、7月に鹿児島県で初めて確認され、徳島は19県目。四国は愛媛と高知で見つかっている。

 防除所は「幼虫が成長すると薬剤が効きにくくなるので早期の発見に努めてほしい」としている。