徳島のエース竹内

安丸友耶

岸潤一郎

栃木を攻守で引っ張る西岡

 野球の独立リーグ日本一を決めるグランドチャンピオンシップ(GCS)が5日、栃木県小山市の小山運動公園野球場で開幕する。四国アイランドリーグplus(IL)を2年ぶりに制した徳島インディゴソックスは、ルートインBCリーグ(BCL)で初優勝した栃木ゴールデンブレーブスと対戦する。強力な攻撃陣を誇る栃木を相手に、2年ぶり3度目の優勝を目指す徳島は投手陣の踏ん張りが鍵となる。

 徳島は右腕エースの竹内を軸に臨む。最速151キロの直球に変化球を交え、ここ一番では三振を狙って取れる。リーグチャンピオンシップ(CS)では2試合で15回を投げ2失点と、抜群の安定感で優勝の立役者となった。竹内のほか、CS第2戦で登板した左腕安丸らが先発候補。リーグ最優秀防御率を残しながらCSでは登録を外れた右腕上間の復帰もポイントとなる。竹内は「手ごわい相手だが、強気の投球をしたい」と話す。

 攻撃陣はCS3試合で15安打とやや低調だったものの、愛媛の苦手投手を攻略してのV奪還にチームのムードは上々。リーグ1、2位の盗塁数を誇る平間、岸の機動力を生かして得点機を広げ、早い回に投手陣を援護したい。

 栃木はリーグ参戦3年目で初V。元巨人の寺内監督が指揮を執り、元阪神の西岡や元ヤクルトの飯原ら実績のあるベテラン野手のほか、投手陣にも元中日の24歳、若松や元ソフトバンクの23歳、斎藤らプロ野球経験者が在籍している。

 チーム打率は11チーム中、8位の2割7分2厘。数字的にはそれほど高くないが、1試合平均5・5点の勝負強さでリーグ戦を勝ち抜いた。10本塁打の主砲ルーカスや3割3分5厘の西岡の前に走者をためられないように注意が必要だ。

 投手陣は斎藤と若松の左右二枚看板が柱。左腕斎藤は、変化球の切れで勝負するタイプで今季10勝。緩急をうまく使う右腕若松は、リーグ2位タイの13勝を挙げている。

 徳島はビジターとなる1、2戦をいかに乗り切るか。少なくとも五分でホームでの3戦を迎えたい。平間主将は「一人一人が役割を果たし、走攻守に全力を出し切る」と意気込む。牧野監督は「相手の初優勝の勢いにのまれないようにしたい。総合力で勝ち抜く」と話している。

 GCSは全5戦の3戦先勝方式で争う。第1、2戦は5、6日の午後1時から小山運動公園野球場。第3~5戦は12日がJAバンク徳島スタジアム、13、14の両日が鳴門オロナミンC球場でいずれも午後6時から行われる。

 BCリーグ 四国に続く日本で2番目の独立リーグとして2007年にスタート。西地区5(信濃、富山、石川、福井、滋賀)、東地区6(福島、栃木、群馬、茨城、武蔵、新潟)の計11球団が参加し、地区ごとに順位を争う。地区優勝チームによるプレーオフの勝者が年間王者となる。19年は2年ぶりに西地区を制した信濃と東地区初優勝の栃木が対戦。栃木が3勝1分けで制し、初のリーグ制覇を果たした。