2018年10月、自宅の寝室で寝ていたパーキンソン病の次男=当時(49)=の首をロープで絞めて殺害したとして、殺人の罪に問われた母親(75)=鳴門市大津町木津野、会社役員=の控訴審判決が3日、高松高裁であった。杉山愼治裁判長は、懲役5年とした一審徳島地裁判決を支持し、母親の控訴を棄却した。

 判決理由で杉山裁判長は「介護疲れを動機とする殺人事件の中でも(刑事責任を)重い部類とした評価に誤りはない。犯行当時の精神状態を考慮して決めた量刑が、重過ぎて不当とはいえない」と述べ、執行猶予付きの判決を求めた弁護側の主張を退けた。

 母親の弁護人は「本人と相談した上で上告するかどうか決めたい」と話した。