県西部では珍しいボルダリング施設。壁を登ると2階へ抜けられる=三好市池田町大利の旧出合小学校

県西部では珍しいボルダリング施設。壁を登ると2階へ抜けられる=三好市池田町大利の旧出合小学校

 三好市池田町大利の旧出合小学校校舎を活用したカフェ兼イベントスペース「ハレとケデザイン舎」に、ロープを使わずに突起物の付いた壁を登る「ボルダリング」の施設がお目見えした。壁を登ると2階に抜ける一風変わった造りで、訪れる客らが楽しんでいる。

 1階にある空き教室の壁(高さ3メートル、幅6・3メートル)に県産の間伐材を打ち付けて岩壁に見立て、突起や穴の代わりとなる持ち手を取り付けている。天井の一部が煙突のようにくりぬかれ、登ると2階へ到達できる仕組み。ゴールには、地元の大工が作った木彫りのクマが待っている。

 ボルダリングは、2020年東京五輪の追加種目となった「スポーツクライミング」の1種目。手軽さが魅力で、国内で人気が高まっており、県内でも施設が増えつつある。

 ハレとケでは昨年12月、「雨の日でも子どもが遊べる場所を」と作られた。ボルダリングができる施設は県西部では珍しい。

 利用は、登録料500円(保険料込み)と利用料金(300~500円)が必要で、小学生以下は無料。問い合わせはハレとケデザイン舎<電0883(75)2208>。