過疎地域の医療提供体制について話し合うプロジェクトチームのメンバー=三好市池田町の県立三好病院

 県西部の山間部をモデルに、医療や薬の提供体制の充実について検討する県の「過疎地域における医療提供体制に関するプロジェクトチーム」の第2回会合が、三好市池田町の県立三好病院であり、地域医療の関係者ら9人が取り組みや課題を報告した。

 三好市の岸本和宏環境福祉部長は、東祖谷(高齢化率53・1%)、西祖谷(47・4%)両地区を挙げ、住民にタクシー料金や通院時の宿泊費を助成する市の制度を紹介。

 美馬市木屋平診療所の藤原真治所長は、有償送迎サービスや薬局運営を行う市内のNPO法人と連携していることを説明し、「限られた職種や人員で新しい医療提供の仕組みをつくるには、互いにいいところを引き出し合う掛け算の連携が必要」と訴えた。

 意見交換では「住民の移動手段の確保や訪問看護などを組み合わせ、住み慣れた土地から離れなくてもいい環境づくりを」「行政と民間が互いの役割を把握し、数年先を見据えた共通認識を持つことが重要」といった声が出た。