24日、モスクワで行われた日本の地方の魅力を紹介するイベントで、阿波踊りを踊るロシア人ら(共同)

 日本の地方の魅力を紹介する日本外務省主催のイベント「日本の匠(たくみ)・日本の道」が24日、モスクワ中心部の商業施設で行われ、徳島のほか、北海道、山形、新潟、鳥取、山口の5道県が食品や工芸品など特産品や観光地をPRした。地域の魅力を海外に発信する事業の一環で、25日まで。

 開幕式に続き、阿波おどり振興協会の選抜連が踊りを披露した。同協会の山田実理事長が踊り方を説明する体験コーナーも行われ、地元の子供らが飛び入りで参加。県職員が映像も使って祖谷渓など観光地紹介を行った。

 山形県は既にアジア方面に輸出している啓翁桜、山口県は大内塗を展示。ロシア極東方面で果物販売などの実績がある鳥取県は、地元産の梅を使ったドリンクを振る舞った。

 北海道や新潟県は、既にロシア市場に一部普及している地元産のドレッシングや菓子類を展示した。