食と農業の在り方を考える講演会「いのちを守る種の話」が6日、徳島市中昭和町1の県立総合福祉センターで開かれる。「日本の種子(たね)を守る会」(東京)アドバイザーの印鑰(いんやく)智哉さんが、昨年廃止された主要農作物種子法(種子法)の意義や今後の影響について語る。

 稲などの種子の安定供給を国や都道府県に義務付けた種子法は、1952年に主食の増産を目的に制定。徳島県などは種子法に基づいて農業試験場などで品種改良に取り組み、米や麦、大豆の種子を農家に供給した。2018年4月に民間企業の参入を促すため廃止された。

 講演では、種子法が果たした役割を振り返りながら、廃止によって価格高騰や品質低下を招く恐れがあると説明。種子法に代わる条例を制定した他県の取り組みも紹介する。

 食に関心のある県民や農家でつくる「『私たちの食と農は安全か?』を考える会」主催。問い合わせは考える会<電090(7268)9448>。