クロスからの攻撃を確認する徳島の選手=徳島スポーツビレッジ

 J2で8位につけている徳島ヴォルティスは6日午後2時から、宇都宮市の栃木県グリーンスタジアムで21位の栃木SCと対戦する。7試合負けなしで勝ち点を積み上げ、J1参入プレーオフ圏の6位水戸に勝ち点3差に迫った。主力2人を出場停止で欠くが、チームの力を結集して下位を一蹴し、勝ち点3を確実にものにしたい。

 フィールドプレーヤーの中で出場時間が2番目に長い野村と3番目の小西の両MFが警告累積で出場停止。中盤を支える2人の穴は決して小さくはない。しかし、他の選手にとっては絶好のチャンス。練習にも熱がこもり、ボランチ小西の席を巡っては鈴木徳、内田航、狩野らが激しく競り合う。栃木県小山市出身の鈴木徳は「普段以上に気持ちが高まっている。ボールに関わる回数を増やしたい」と9戦ぶりの出場へ意欲を見せる。

 トップ下の野村に代わるのは同じポジションの経験がある島屋、押谷に加え、練習試合で3得点の表原か。最近、野村と渡井の連係からチャンスが生まれているだけに代役では不安が残るものの、渡井は「チームがやることは変わりない。どの選手が出ても同じようにやれる」と頼もしい。

 J3降格圏に沈む栃木は残留に向けて前々節から戦術を大幅に変更。前線の長身FWにロングボールを送り、こぼれ球を拾って攻める。徳島は守備陣が的確にラインをコントロールしつつ、こぼれ球を先に回収して速攻を仕掛けたい。DF内田裕は「出る選手が責任を持ってやれば勝てる」と2連勝を約束した。