三角点に立てられたモニュメント。北緯34度と東経134度が交わるゼロポイントを示している=東みよし町毛田

 世界の中心で愛を叫ぶわけではないが、「○○の中心」とか「最果て」という響きが好きだ。そんな地へ行きたいとの欲求に駆られ、これまで何度も出掛けてきた。

 例えば「日本の中心」を名乗る場所は、国内に約30カ所ある。日本の中心は公式には決まっていないため、「中心」を名乗る理由や由来はさまざまだ。

 群馬県渋川市にある「へそ石」は、坂上田村麻呂が中心と定めたという。石川県珠洲市は国土地理院に「日本の重心」だと認定されたと主張。他にも人口分布や根拠不明の伝承など、さまざまな理由で「中心」に名乗りを上げている。

 その中で、東みよし町にある公園「ゆめりあ34」も「日本列島の中心」と主張している。東経134度0分0秒、北緯34度0分0秒の交点となる「ゼロポイント」にあることが根拠だという。

 「そんなとこってあったっけ?」。県内でも知る人が少ない場所だが、東経と北緯の「0分0秒」が交わるゼロポイントは全国に40カ所あり、東みよし町は緯度と経度の下2桁が同じになる9カ所の真ん中に位置しているとのこと。

 2000年に整備されたものの、今では数多い「中心」に紛れてしまった。四国山地の山中にあり、行くにも案内標識すらない不便さで、最も行きにくくマイナーな「中心」として逆に知られる存在になりつつある。