徳島市の中心市街地活性化推進本部(本部長・遠藤彰良市長)の会合が27日、市役所であり、新町西地区再開発事業の中核施設に位置付けられていた音楽・芸術ホールに代わるホールの建設地の選定に向け、有識者による「新ホール建設候補地検討会議」を29日に発足させることを決めた。委員には文化や建築、経済分野から7人が就く。
検討会議は、市が建設候補地に挙げている▽徳島駅西側のクレメント平面駐車場を中心とした土地(寺島本町西1、4866平方メートル)▽閉館した市文化センターの敷地(徳島町城内、4538平方メートル)▽市立動物園跡地(中徳島町2、1万8879平方メートル)―の3カ所について、敷地の状況や交通アクセス、敷地に合わせたホールの機能などを議論する。5月までに計4回程度開き、遠藤市長に意見書を提出する。
検討会議の意見を踏まえ、中心市街地活性化推進本部は5月下旬に候補地を決める。
推進本部の会合に出席した遠藤市長は「一刻も早い開館に向け、作業を前倒しする意気込みで結果を出さなければいけない」と述べた。
徳島市新ホール建設候補地検討会議の委員(五十音順、敬称略)生駒元(徳島交響楽団専務理事)、小西誠一(県建築士事務所協会会長)、佐藤勉(県文化振興財団理事長)、髙畑富士子(阿波女あきんど塾キャスト)、田村耕一(徳島経済研究所専務理事)、中村太一(徳島商工会議所会頭)、山中英生(徳島大理工学部教授)