全国の花火師が花火の出来栄えを競う「にし阿波の花火」(実行委主催)が5日夜、三好市三野町清水の三野健康防災公園周辺で初めて開催され、県内外から訪れた約5万人(実行委発表)が秋の夜空を彩る約2万発の花火を満喫した。

 県内の花火製造2業者と東日本6都県の6業者が、趣向を凝らせた「大玉」と音楽に合わせて連続で打ち上げる「スターマイン」をそれぞれ披露。「歓喜」と題したフィナーレでは、ベートーベン「第九」に合わせて約5千発が次々と打ち上げられ、観客から大きな歓声が上がった。

 京都市の会社員有田祥之さん(33)は「中四国でこれだけの大会は珍しい。迫力があって楽しい」と熱心にシャッターを切っていた。

 日本青年会議所(JC)四国地区徳島ブロック協議会などでつくる実行委が、県西部の観光の目玉をつくろうと企画した。実行委は「来年以降も開催できるようにしたい」としている。 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

周辺道路渋滞、開始遅れる

 「にし阿波の花火」が行われた三好市の会場周辺道路で5日、渋滞が発生し、開始時刻に入場できない人が相次いだ。

 県警によると、会場南側の国道192号で西向きが午後2時ごろから混み始め、夕方には最長で約13キロ渋滞。北側を走る県道の西向きと、徳島自動車道下り美馬インターチェンジ付近でともに約10キロ渋滞した。

 この影響で、開始時刻の午後7時になっても完売した有料席で空席が目立った。このため、主催する実行委は開始を10分遅らせた。
 実行委は「これほどの渋滞は想定外。対策を協議する」とした。