常設展示された「地理学者」の陶板画(手前)=鳴門市の大塚国際美術館

「ワイングラスを持つ娘」の陶板画=鳴門市の大塚国際美術館

 鳴門市の大塚国際美術館が、オランダの画家フェルメール(1632~75年)の油彩画「地理学者」と「ワイングラスを持つ娘」の2点を原寸大の陶板で再現し、常設展示を始めた。

 「地理学者」は縦51・6センチ、横45・4センチ。和風の打ち掛けを羽織った若い男性が地図を広げてコンパスを手にし、たんすの上には地球儀が置かれている。貿易や科学が発展した17世紀オランダの黄金時代を連想させる。

 「ワイングラスを持つ娘」は縦78センチ、横67センチ。独特の青で知られるフェルメールには珍しく、ワインを勧められて笑みを浮かべる女性の衣装を鮮やかな赤で彩っている。

 原画を所蔵するドイツの美術館から許諾を得て再現した。大塚国際美術館のフェルメール陶板画は「真珠の耳飾りの少女」など8点になった。

 兵庫県川西市の高校2年本郷美琴さん(17)は「フェルメールの作品が一度にたくさん見られて感動した」と話していた。