仙台風の芋煮汁をよそう齋藤代表=徳島市東新町1

 東北の郷土料理を味わいながら東日本大震災について考えてもらう「きっかけ食堂 徳島」が11日、徳島市東新町1丁目商店街にオープンする。食堂は2014年に大学生らが京都市で始め、全国6カ所に広がっている。四国では初めての店で、震災が発生した11日限定で毎月開く。

 きっかけ食堂の代表は齋藤智恵さん(26)=徳島市佐古六番町、デザイナー=が務め、県内の大学生ら4人と共にチュロス専門店「チュ・チュ・チュロスカフェ東新町店」(約40平方メートル)を借りて開く。

 齋藤さんは東日本大震災の発生翌月に四国大に入学し、被災地に学生ボランティアを送る事業「きっかけバス47」の徳島代表として支援に取り組んだ。社会人になり、東北との関わりが希薄になっていたのをもどかしく思っていたところ、知人に勧められて開店を決めた。

 メニューは仙台風の芋煮汁や仙台名物の牛タン串焼き、細切りのするめとニンジンを煮た福島の郷土料理「いかにんじん」など9品。毎回午後7時11分から、復興の在り方などをテーマに参加者同士で話し合う「きっかけタイム」も設ける。

 齋藤さんは「食を通じて震災を考えるとともに、南海トラフ巨大地震に備えるきっかけにしてほしい」と話している。

 食堂はビュッフェ形式で大人3500円、学生3000円。地ビールや地酒など飲料は別料金(300円~)が必要。営業時間は午後6時半~9時半。問い合わせは、きっかけ食堂ホームページにあるメールフォームから。