徳島県警捜査2課と徳島中央署は7日、窃盗の疑いで、徳島市の飲食店従業員の少年(19)を緊急逮捕した。少年は特殊詐欺グループの受け子役とみられる。

 逮捕容疑は、7日午後2時ごろ、複数の氏名不詳者と共謀。金融庁職員を装って徳島市の女性(80)宅を訪問し、女性名義のキャッシュカード1枚を盗んだとしている。容疑を認めている。

 署によると、同日午後1時半ごろ女性宅に、実在しない「小松島百貨店」の従業員や徳島中央署員を名乗る複数の男から「個人情報が漏れている」などと電話があり、キャッシュカードの有無などを聞かれた。その後、少年は金融庁職員をかたって女性宅を訪問。女性は少年から「カードを封筒に入れて保管する必要がある」と説明され、カードを封筒に入れたところ、隙をみて別の封筒とすり替えられたという。

 正午ごろから女性宅の周辺地域で同様の不審電話が相次いでいたため県警が警戒しており、女性宅を出てタクシーに乗った少年を捜査員が呼び止めて確保した。