西アフリカで撮影したボロロ族。美意識が高いという

 伝統的な暮らしを継承する世界の少数民族を撮影している写真家ヨシダナギさん(東京都)が、14日まで徳島市のそごう徳島店で写真展「ヒーローズ2019」を開いている。ヨシダさんの四国での写真展は初めて。貴重な写真100点余りが展示されている。

 ヨシダさんは、5歳ごろにマサイ人に関心を持って以来、アフリカに憧れを抱く。写真の撮影技術を独学で学ぶと、2009年にアフリカへ旅行した。以来、世界の少数民族に魅了され、個展や写真集で作品を発表している。

 今回は、昨年刊行したベスト作品集から選んだ写真や新作を展示。西アフリカで撮影したボロロ族は、最もお気に入りの一枚で、美意識が高い民族であることを伝えている。エチオピアのスリ族は四季の草花で作った衣装を着た妖精のようだ。サハラ砂漠に住むトゥアレグ族は「砂漠の青の民」と呼ばれ、青色の衣装を着る姿が美しい。

 アフリカ以外の民族も取り上げており、北海道に住むアイヌが昔の暮らしで使っていた衣装をまとう写真なども目を引く。

 ヨシダさんは「私は世界の少数民族の中でかっこいいと感じる民族をヒーローと捉えている。誰も見たことがないカジュアルな彼らの姿を新しい視点で紹介した」と話している。

 トークショーが12、13日午後1時からある。入場料は一般、大学生が500円、高校生以下は無料。