蒸した米と麹菌を混ぜる=三好市の芳水酒造

米に麹(こうじ)菌を振りかける職人=三好市の芳水酒造

 酒どころの三好市で新酒造りが始まった。酒蔵には蒸した米の香りが立ちこめ、職人が仕込み作業に精を出している。

 井川町の芳水酒造では8日午前6時、職人4人が作業を開始。米をほぐして麹(こうじ)菌を振り掛けたり、水と麹を混ぜて発酵を促したりと、手際よく進めた。

 この日に仕込んだ新酒は県産キヌヒカリが原料で、一升瓶約2300本分。温度を調整しながら月末まで寝かせ、11月上旬に店頭に並ぶ。製造課の蔭山桂太係長(29)は「米の質が例年より低めなので、温度管理を丁寧にして味を引き出していきたい」と話した。

 市内では、三芳菊や今小町といった銘柄も造られており、新酒造りは来年春まで続く。