セブン&アイ・ホールディングス(HD、東京)は10日、徳島市寺島本町西のそごう徳島店の営業を来年8月末で終了すると発表した。人口減が進む地方を中心とした経営合理化の一環で、県内唯一の百貨店が姿を消す。県都のにぎわいに影を落としそうだ。

 そごう徳島店は1983年10月、徳島駅前市街地再開発事業で再開発ビルの核テナントに誘致され、「徳島そごう」として開業。2000年7月に民事再生法の適用を申請、その後、そごう徳島店となった。営業面積は2万2512平方メートル。

 県都の玄関口の顔として高い集客力を誇り、売上高はピークの1993年2月期で444億円あったが、明石海峡大橋の開通などによる買い物客の県外流出などもあり、2019年2月期には3割以下の128億2500万円に落ちていた。社員数は社員72人と契約社員104人の計176人。

 セブン&アイHDは来年8月末で、そごう徳島店のほか、西神店(神戸市)、西武大津店(大津市)、西武岡崎店(愛知県岡崎市)の4店舗を閉店する。また21年2月末に、川口店(埼玉県川口市)を閉める。西武の福井店(福井市)と秋田店(秋田市)も21年2月末に店舗面積を縮小する。