早場米産地の徳島県阿南市長生町で25日、田植えが始まった。

田植え機で早場米を植える農家=阿南市長生町

農業岩佐彰仁さん(70)=長生町神子ノ下=は約1・3ヘクタールで栽培。水田で田植え機を走らせ、長さ15センチ前後に育ったわせ品種「コシヒカリ」の苗を手際よく植えた。作業は4月中旬まで続く。

岩佐さんは「例年、4月上旬までは冷え込むことがあるので、苗が傷まないか心配。安定した天気が続いてほしい」と話した。

市やJAアグリあなんによると、2017年度には長生町の約340戸が約210ヘクタールで米を栽培。順調に育てば8月中旬から収穫できる。極わせ品種「ハナエチゼン」の田植えは主に見能林地区で今月末から始まる。