高波をかぶる大浜海岸の消波ブロック=11日午後5時20分ごろ、美波町日和佐浦

 台風19号の徳島県への最接近は12日昼すぎの見込みで、北部を中心に大雨となる。徳島地方気象台は暴風と土砂災害への警戒を呼び掛けている。

 気象台によると、県内では11日午後6時からの24時間雨量は多い所で北部200ミリ、南部150ミリ。最大風速は北部・南部とも20メートル。海上はうねりを伴った大しけとなり、波の高さは北部6メートル、南部8メートルと予想される。

 徳島新聞の午後6時時点のまとめでは、三好市西祖谷山村と小松島市で計3世帯3人が自主避難している。

 台風接近に伴い、12日は県内の交通機関が運休、欠航する。予定されていたイベントも中止、延期となる。

 JR四国は牟岐線・徳島―海部駅間の列車運転を終日見合わせる。瀬戸大橋線は昼ごろから夕方にかけ、強風により運行に影響が出る可能性がある。

 高速バスは、徳島バスが東京線や大阪線、神戸線など6路線を終日運休させる。JRバスは徳島―東京と徳島―名古屋の上下各1便、徳島―京都の上下8便が運休。空の便では、日本航空と全日空ともに徳島阿波おどり空港発着の全便が欠航する。南海フェリーも終日欠航する。

 高速道路は神戸淡路鳴門自動車道の鳴門―西淡三原間と淡路―布施畑ジャンクション(神戸市)間が午前5時から同11時まで、強風のため通行止めになる可能性がある。

 イベントは、美波町の日和佐八幡神社秋祭りで太鼓屋台が練り歩く「町廻り」が14日に延期。13日の本祭りは開かれるものの、屋台が海へ繰り出す「お浜出」の実施は当日の朝に決まる。

 アスティとくしまの「とくしま高機能素材活用促進フォーラム」と県立21世紀館でのアニメ上映会は中止になった。