出張演奏で勇壮なばちさばきを披露する国府支援学校和太鼓部=徳島市応神町の健祥苑

 2020年東京パラリンピックに向けた機運を盛り上げようと、国府支援学校(徳島市)の和太鼓部が出張演奏に取り組んでいる。初の試みで、本年度の県教委「スーパーオンリーワンハイスクール事業」の一環。演奏を希望する障害者施設や特別支援学校を来春まで募り、イベントなどに出演する。

 国府支援学校では20年余り前に高等部で和太鼓の活動を始め、正式に部活動となって今年で11年目。現在1~3年の15人が、さまざまな程度の知的障害を乗り越え、練習に励んでいる。

 出張演奏に向けて、8月に和太鼓グループ「DRAM TAO」が拠点とする大分県竹田市で夏合宿を実施。プロ奏者の指導を受け技術を磨いた。

 8月25日の県立障がい者交流プラザでの演奏を皮切りに活動を始めた。今月5日には障害者支援施設「健祥苑」(徳島市応神町)の秋祭りに招かれ、勇壮なばちさばきを披露。和太鼓体験のワークショップも行い、施設利用者や地域住民を楽しませた。

 和太鼓部の切原未寿希部長(17)=3年=は「最初は両手にまめができてうまくたたけなかったけど、今では自信がついた。みさと笛にも挑戦しているので、多くの人に聴いてほしい」と笑顔を見せる。

 19日には障害者支援施設「眉山園」(徳島市南庄町)のイベントに出演する予定。顧問の板東宏治教諭(44)は「部員の姿を見れば『やればできる』と感じてもらえるはず」と話した。

 問い合わせは国府支援学校<電088(642)4055>。