台風19号の影響で、徳島県内は12日、多くの交通機関がまひしたほか、停電も各地で発生した。
JR四国は牟岐線・徳島―海部駅間の運転を終日取りやめ、高速バス各社は京阪神や東京、名古屋などと結ぶ路線の多くを運休とした。徳島阿波おどり空港発着の航空便と、南海フェリー、オーシャン東九フェリーも全便が欠航となった。
観光施設は大鳴門橋架橋記念館エディや渦の道、あすたむらんど徳島などが休館した。
四国電力徳島支店によると、徳島、鳴門、阿南、三好の4市で計約2360戸が最大約4時間停電した。
美波町の日和佐公民館では午前9時ごろ、車庫の屋根が約30平方メートル分めくれているのを職員が発見した。強風の影響とみられる。
徳島阿波おどり空港発着の東京線は13日も上下14便の欠航が決まっている。南海フェリーも午前の上下8便の運航を見合わせる。