三人寄れば文殊の知恵という。それよりも一人多いのに、出てくるのが悪知恵ばかりとは情けない。神戸市の公立小学校で、同僚4人をいじめていた教師4人のことである

 無料通信アプリLINE(ライン)で別の女性教師にわいせつなメッセージを送るよう強要したり、羽交い締めして激辛カレーを食べさせたり。さらにその様子を動画や写真で撮影していた

 加害者は30代の男性3人と40代の女性1人。被害者はいずれも20代の教員で、暴言やセクハラも受けていた。「嫌がっているとは思わなかった」と弁解したそうだが、何をか言わんやである。児童に「反抗しまくって学級つぶしたれ」と命じたとの訴えもある

 信じがたいことに学校ではリーダー的な存在だった。先輩風を吹かしたかったか。学校には学校のルールがあったとしても、社会の常識からすれば行き過ぎは明らかである。犯罪だ

 問題の学校は、いじめ防止に力を入れており、加害教師のうち2人は児童の指導を担当していた。4人は授業から外され、事実上の謹慎となっているが、ほとぼりが覚めたら教壇に戻るのだろうか

 三人行えば必ずわが師あり|。三人もいれば必ず自分の手本となる人がいる。論語の言葉である。4人も教師がいて、4人ながら反面教師とは。こんな事態を、孔子も想像したことはあるまい。