7月に放火殺人事件の被害に遭ったアニメ制作会社「京都アニメーション」(京都府宇治市)の作品「聲の形」を上映する「国際アニメ映画祭」(実行委主催)が13日、徳島市の県立21世紀館で始まった。14日まで。
171人が観賞。聲の形は耳の不自由な少女と主人公の少年との交流を描いた物語で、事件で命を落とした人も製作に携わった。
井内伸一さん(47)=徳島市津田本町5、会社員=は「ラストシーンが最高で印象に残る作品だった」と話した。
会場には被害者や遺族の支援などに充てる募金箱が置かれ、訪れた人が次々に寄付していた。
14日は「聲の形」「ボス・ベイビー」の2本を上映する。入場無料。