頭におけを載せて拝殿の奥へ進む女性=鳴門市撫養町黒崎の宇佐八幡神社

 女性だけで神前に供物をささげる県指定無形文化財の神事「お御供」が13日夜、鳴門市撫養町黒崎の宇佐八幡神社であり、氏子らが家内安全や五穀豊穣を祈願した。

 留め袖や礼服を着た周辺7地区の女性32人が参列。鏡餅や蒸し米を入れたおけを布で覆って頭に載せ、地区ごとに拝殿の奥へ。太鼓や鈴が鳴り響く厳かな雰囲気の中、神前に供えた。

 母の実家が鳴門市にある小学2年、伊藤希和さん(8)=名古屋市=は「初めての経験で緊張した。楽しかった」と話した。

 お御供は350年ほど前から続く行事。毎年、秋祭りに合わせて行われている。境内では十数年ぶりに、住民グループによる輪投げやくじ引きなどの露店も並び、親子連れでにぎわった。