シカ肉を使った料理作りに取り組む徳島文理大短期大学部の2年生ら9人が14日、那賀町でシカ肉の解体を体験した。
木頭の木沢シカ肉等加工施設で、レストハウス「ファガスの森・高城」でジビエ(野生鳥獣肉)料理を提供している平井滋さん(70)=小畠=らから指導を受けて解体した。事前に皮をはいで内臓を取った26キロの枝肉を肩、ロース、ヒレなどの部位に切り分けた。
沢谷の南高城山の斜面では、シカの食害を防ぐネットを張る作業もあった。
長尾幾久子さん(20)は「無駄なく肉を切り離すのが難しかった。シカの命を大切に使い、おいしい料理にしたい」と話した。
学生はシカ肉を持ち帰り、考案した料理を12月の大学内の学生食堂で販売する。