交際相手の男性を包丁で刺して死亡させたとして、傷害致死と銃刀法違反の両罪に問われた徳島市川内町北原、無職の女(20)の裁判員裁判の初公判が15日、徳島地裁であった。女は「けがを負わせようと包丁を持ち出したのではなく、故意に刺したわけでもない」と起訴内容を一部否認した。

 検察側は冒頭陳述で、女が他の男性と連絡を取っているのを巡り、事件の3日ほど前から被害男性とけんかをしていたと指摘。「事件当日、素っ気ない態度を取られて怒りを爆発させた。自宅から包丁を持ち出し、右太ももや右肩などを刺した」などとした。

 弁護側は「男性と対等に話し合いたいと包丁を持ち出した。もみ合いの結果、包丁が刺さってしまった」と主張した。

 起訴状によると、1月28日早朝、自宅アパート駐車場で、乗用車の運転席に座っていた男性=当時(20)=の右太ももなどを文化包丁(刃渡り約16センチ)で刺し、出血性ショックによる多臓器不全で死亡させたとしている。