GCSの試合前、台風19号の被災地支援の募金活動を行う徳島、栃木両チームの選手たち=15日、徳島市のJAバンク徳島スタジアム

 野球の独立リーグ・四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックス(IS)と栃木ゴールデンブレーブスは15日、栃木県に豪雨被害をもたらした台風19号の被災者支援に充てる義援金を、徳島市のJAバンク徳島スタジアムで募った。

 独立リーグ日本一を決めるグランドチャンピオンシップ(GCS)の試合前に両チームの選手ら10人が募金箱を手に「協力お願いします」などとファンに呼び掛けた。14日の試合前にも支援を求め、2日間で8万7894円が集まった。

 栃木県では河川が氾濫し、多くの家屋が浸水。チームの選手の親類も被害に遭っているという。スタンドには栃木などから約50人が駆け付け、熱い声援を送った。選手は期待に応えようと、最後まで粘り強くプレーした。

 トランペットを吹いてチームを鼓舞した私設応援団の渡辺晋団長(20)=宇都宮市、大学生=は「古里に明るい話題を届けようと全力で戦ってくれた。台風被害で応援に来られない仲間の分まで声をからした」と話した。

 試合後は徳島ISのファンからも「頑張れ、栃木」と、被災地への応援コールが巻き起こった。

インディゴV「最高」 地元で声援のファン歓喜

 徳島インディゴソックスが栃木ゴールデンブレーブスを下して2年ぶり3度目の日本一を決めた15日夜、徳島市のJAバンク徳島スタジアムで声援を送ったファンは歓喜に沸いた。

 3ー3で迎えた五回裏2死2塁の場面で、吉田翼選手が二塁適時打を放って逆転。スタンドのファンは激しくメガホンをたたいて喜んだ。ユニホーム姿で応援した佐古小2年の稲垣義基君(8)は「チャンスだったので必ず打ってくれると思った。応援が届いた」と声を弾ませた。

 最終回にエースの竹内裕太投手が最後のバッターをレフトフライに打ち取ると、チームカラーの青の紙テープが宙を舞い、何度も「万歳」の声が響いた。

 スタンドで応援した岡田憲治さん(68)=徳島市南庄町3、会社員=は「2年前と同じ徳島で日本一の瞬間に立ち会え、最高の気分」。私設応援団の石崎幸枝さん(54)=吉野川市山川町宮島、会社員=は「オープン戦からチームの雰囲気が良かった。今季はやってくれると思っていた」と感無量の様子だった。