白血病支援のチャリティーマージャン大会で思いを語る山口さん=8月、東京(山口さん提供)

 美馬市職員の山口明大さん(43)が、成果を上げた地方公務員に贈られる「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード」を県内で初めて受賞した。チャリティーマージャン大会を開いて白血病患者を支援したほか、税金の徴収に尽力した点が評価された。

 山口さんは2001年に旧脇町職員となり、採用直後に慢性骨髄性白血病を患った。翌年に骨髄移植を受けて回復。プロ資格を持つ趣味のマージャンを通じて恩返ししようと、05年にチャリティー大会を始めた。これまで県内外で約20回催し、700万円以上を全国骨髄バンク推進協議会などに寄付した。

 市役所では税務課や介護保険課などで、滞納者らの財産差し押さえに携わり、現在は保険健康課の課長補佐。自身の提案で、市の債権を一元的に回収するプロジェクトチームを18年に設立し、介護報酬を不正受給した事業者の財産を差し押さえて公売するなどしている。山口さんは「これまでやってきたことが間違いでなかったと確認できた。今後の励みになる」と話した。

 「アワード」は、インターネットメディアのホルグ(横浜市)が17年から毎年実施。他薦のみ受け付け、今回は123件の応募があった。審査では、山口さんを含む全国の13人が選ばれた。