エフエム徳島が徳島駅クレメントプラザに設ける新スタジオのイメージ図(同社提供)

 エフエム徳島(徳島市)は、来夏をめどに徳島駅クレメントプラザへ本社を移転し、番組の収録風景を聴取者に公開するオープンスタジオを設ける。同社によると、県域放送局の本社が商業施設に入るのは珍しい。スタジオを見たいとの聴取者のニーズに応えるとともに、衰退が叫ばれる中心市街地の活性化にも一役買う。

 本社を移すのは5階のレストランフロアの一角。窓際の約200平方メートルにスタジオ2部屋と打ち合わせスペースなどを設ける。スタジオは、一つをガラス張りにして聴取者に公開し、もう一つは窓から眉山や徳島駅前を見渡しながら収録に臨めるようにする。

 事務所や機器室、会議室なども同じフロアの別区画に設け、総面積は約360平方メートルとなる予定。

 同社は1992年4月の開局以来、同市幸町1の新聞放送会館別館でラジオ番組の生放送や収録を行ってきたが、聴取者から収録風景を見に行きたいとの要望があった。同館の老朽化に伴い、移転先を探す中で、複合施設にオープンスタジオを設ければ聴取者が足を運びやすく、にぎわいの創出にもつながると判断した。

 新本社・スタジオは改装工事や総務省への届け出などを経て、最短で来年6月末の放送開始を目指す。