羽を休めるスジグロカバマダラ=5日、海陽町吉野(本田晴茂さん提供)

 主に南西諸島に生息するチョウ「スジグロカバマダラ」が徳島県海陽町で見つかり、同町吉野の本田晴茂さん(75)が写真に収めた。同県立博物館によると、県内でスジグロカバマダラが見られるのは珍しいという。

 9月25日と10月5日、本田さんが自宅近くの畑に植えたフジバカマで羽を休める1匹を見つけた。オレンジ色に黒い筋模様の入った美しい羽が特徴で、羽を広げた大きさは約8センチほどだった。

 博物館によると、スジグロカバマダラは県内には生息しない種であるものの、台風などの影響で飛来することがある。写真の個体は今月5日に撮影され、後翅の裏側の中央付近に黒く丸い模様があるためオスとみられる。

 本田さんは海を渡るチョウとして知られるアサギマダラを呼び寄せようと昨年から畑にフジバカマを植えている。「アサギマダラではなかったけど、スジグロカバマダラに不思議な縁を感じた。来年も来てくれたらうれしい」と話した。