本番に向けて練習に汗を流すこだぬきのメンバー=徳島市の県立障がい者交流プラザ

 福祉施設などで和太鼓を演奏する徳島市のグループ「太鼓の会こだぬき」が結成30年を迎えた。公演回数は約1200回に上り、施設や小学校での指導にも力を入れている。当初5人だったメンバーは約100人に増えた。20日、同市の県教育会館で記念演奏会を開く。

 個人で和太鼓演奏の慰問活動をしていた自営業船越昌一さん(65)=同市佐古三番町=が、知人らに呼び掛けて1989年10月に結成。同市の障害児入所施設の秋祭りに出演したのを皮切りに、老人ホームや障害者施設などを回っている。

 和太鼓の楽しさを知ってもらおうと、障害者やお年寄りにバチさばきを指導。船越さんら一部のメンバーは22年前から月2回、佐古小和太鼓クラブでも教えている。メンバーになった障害者やクラブの卒業生も少なくない。

 毎週火曜の夜、同市の県立障がい者交流プラザで練習しており、9月からは記念演奏会に向けて週2回に増やした。「ソーレ、ソーレ」と掛け声を飛ばし、音合わせに余念がない。本番では2~70歳の約30人が舞台に立ち、残りのメンバーは裏方として運営を支える。

 船越さんは「30年はあっという間だった。聴衆と一体となって楽しめる演奏を目指し、長く活動を続けたい」と話している。

 記念演奏会は午後1時半から。入場無料。問い合わせは船越さん<電088(623)5670>。